この記事では、セットアップが完了したUiPathを用いて、実際に簡単なロボットを作成していきます。
以下の記事にてUiPathの初期設定方法を書いています。
UiPathの初期設定がまだの方はこちらからご覧ください。
UiPathの初期設定が完了した方は、UiPathのアプリを起動すると以下のような画面が表示されると思います。
上から、「Blank」「Simple Process」「Agent Process Improvement」「Robotic Enterprise Framework」の4種類のフレームが存在します。
以下の表を参考に、自身が作成したいロボットに合わせたフレームを用いてください。
個人利用をするうえでは、シンプルな「Blank」と「Simple Process」のフレームをお勧めします。
今回は代表例として、「Blank」を用いた解説を行います。
Blankのボタンをクリックすると、以下のようなポップアップが表示されます。
Nameの欄に今回作成するロボット名を記入します。
今回は、サンプル名として「hello world」というロボット名を設定します。
Locationの欄には、UiPathの保存先のパスを指定します。
初期では、「C:¥User¥<ユーザ名>¥Documents¥UiPath」が設定されています。特にこだわりがなければ、変更なしで構いません。
Descriptionには、今回用いている「Blank」か「Simple Process」が表示されます。
「create」ボタンを押すと、以下のような、何も表示されていない空白のロボットの作成画面が表示されます。
画面の詳しい説明が知りたい方はこちらを参考にしてください。
左側に表示されているのがアクティビティパネルと呼ばれる部分で、ロボットの部品となるアクティビティの一覧が表示されています。(アクティビティの詳しい説明はこちら)
今回はメッセージボックスを表示させる簡単なロボットを作成するので、「Message Box」アクティビティを使用します。
赤枠の中にmessageと入力して、候補に表示される「Message Box」を右側のデザイナーズパネルにドラッグ&ドロップします。
すると、デザイナーズパネル内に以下のような表示が出てくると思います。
これが、ロボットを形作る部品の一つになります。
今回の「Message Box」はその名の通りメッセージボックスを表示するための部品です。
右上に青色の!マークが表示されていますが、これはこの部品を用いるために必要な要素が欠けている警告を表しています。
今回は、メッセージボックスで表示する文言が空であるので、この警告が出現しています。
「Text must be quoted」と書かれている部分に、「”hello world”」の記述してみましょう。
青い警告が消えたことが確認できると思います。
ダブルクォーテーションをつけるのは、変数と区別するためです。詳しい説明はこちらをご覧ください。
以上でシンプルなロボットの作成完了です。
ロボットの動作を確認するために、赤枠のボタンを押すかF5キーを押してみましょう。
すると、以下のようなポップアップが表示され、ロボットが正常に動作していることが確認できると思います。
以上のようにロボットの作成自体は、非常にシンプルに行うことができます。
この記事が、UiPath導入へのハードルを下げる手立てになれば幸いです。
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